ガネのいろいろ

ぐだぐだ書いたりします

サンブレイク全クエ制覇したので感想

はじめに

この記事はモンスターハンターライズ:サンブレイクの重大なネタバレを多く含みますのでご注意ください





ハンターの皆様、いかがお過ごしでしょうか。

モンスターハンターライズ:サンブレイクの発売から早一ヶ月が経とうとしているそんな中、自分は7月の終わり頃、マスターランク(以下MR)クエスト、盟友クエスト共に全てのクエストが埋め終わりました。

いやーーーーーーーーー疲れました!!!

(全クエクリア時の防具&スキル。武器属性と属性強化はモンスターに合わせてそれぞれ揃えています。画像は火属性)


発売から自由時間を見つけてはノンストップでプレイしてきましたがクエ埋めが終わったことにより精神的にも狩りのモチベ的にも余裕が生まれたのでここまで一通りプレイして思ったことを主観、偏見を含めながら述べさせていただきます。




●ストーリー

物語はかなり良かったと思います。エルガドに来てからのあれこれや今作のメインモンスターにして宿敵メル・ゼナと王国の因縁、それらの先に待つ真実…と筋書きがとてもしっかりしていました。(あとフィオレーネさんが完全にメインヒロイン)

ライズではあんまりなかったストーリームービー内での戦闘でもかなり迫力ある場面が追加されておりPVでも散々流れたメル・ゼナ襲来のシーンなどは場面も相まってかなり臨場感溢れてるムービーでした。そして個人的に迎撃船vsラスボスのシーンは一つの怪獣映画を見ているような気分になるほどだった。

あとアップデート前にストーリーを完結させたのも○(ライズのエンディングがアレだったので正直めちゃくちゃに警戒していた)

欲をいうならフィオレーネ・ガレアス以外の王国騎士メンバーがもうちょっとストーリーに絡んできて欲しかった。フィオレーネは今作一部の緊急クエストでは一緒に同行してくれるのです。ありがたいと同時にそれによって良くも悪くも彼女が前面に押し出されちゃうので他のキャラクターは盟友クエストで…ってなっちゃったのはちょっと気になった。(ただ他のキャラクターも盟友クエでその色濃さを遺憾なく発揮しているので安心。詳しくクエストの項目にて)



●フィールド

今作から新たに追加された2つのフィールドについて


城塞高地

率直な感想としては「すっごい迷うフィールド」

いろんな場所に隠し穴や破壊できるボロ屋などがあるので行ったことあるってところでも全然開拓出来てなかったなんでザラだと思う。

またフィールド右側の城と思わしき建物には撃龍槍の跡や大砲の跡があるので昔は戦闘可能な砦だったのかなと思いを馳せることもできそう…


密林

XXで復活してまたまた復活。今回の密林はあのピラミッドの内部に入れたり大木のてっぺんに登れたりと、とにかくいろんな場所にいける。恐らく大翔蟲を一番使う場所だと思う。

ここの希少環境生物がめちゃくちゃ可愛い。是非とも出会ったらジェスチャーでスキンシップを



●モンスター

今作のモンスターたち。往年の作品から復活したモンスターや今作から出た新たなモンスター、ライズで登場したモンスターの亜種、特殊個体など色々いますがどれも行動に新鮮味もありつつ元の動きを損なわいようになっていた。

全てのモンスターについて語るとかなり長くなってしまうので今回はその中でも特に思い入れがあったりや語りたいモンスターをピックアップで紹介していく。



メル・ゼナ

・今作のパッケージモンスターにして物語の根幹に深く関わる新たな古龍種モンスター。


体験版の熟練者向けクエストでもその力(と時間制限)で多くのプレイヤーを叩き潰してきましたが本編でもその強大な戦闘能力は遺憾なく発揮されていた。恐らくメル・ゼナ屈指の避けにくい攻撃こと黒色の衝撃波や血氣状態時の瞬間移動からの各種攻撃の火力は言わずもがな、メル・ゼナが繰る劫血やられの回復効果減少は防御に不安が残るうちはとてつもなくキツかった。

体験版である程度行動パターンなどの予習ができていても被弾することも多く、火力もMR相応レベルになっているので「体験版で倒せたし上位装備でゴリ押しでも大丈夫でしょ♪」とクエに赴くと間違いなく一乙はさせられるでしょう。(自分はMR装備整えて一乙させられました)

ただ戦いにくいかと言われればそうではなく行動は予備動作が大きいので一度見切れれば脅威度は減り(ただし見切るまでが大変かも)肉質は中途半端な場所は少なく(強いて言うなら翼)属性の通りは程よい。上記の戦闘能力の高さと合わせて「戦う中で隙を見つけて攻め立て、大技はしっかり回避」と戦闘のメリハリがしっかりしてるモンスターでした。


生態も興味深くメル・ゼナと共生関係を築き上げるキュリア(こちらも物語に関わる)との関係は面白く、縄張り争いでも王域の主としての圧倒的強さを示す戦いっぷりは見てて爽快です。



ガランゴルム

ガムート以来の牙獣種メイン格モンスター。そしてメル・ゼナと同じく王域三公の1匹である。


PVでその姿を見た時、そのままの気持ちを書くと「めっちゃ肉質硬かったり中途半端そうで戦いにくそ〜〜〜〜」と思いました。しかし実際はかなり柔らかく、腕に岩物を纏った時はより柔らかくなり属性も良く通る。戦闘パターンもゴシャハギと同じように「ダメージ与える→腕に纏う→岩を破壊させてダウンとる」と分かりやすく、いい意味で予想を裏切ってきましたね。(ちなみに腕にそれぞれ別の属性を纏うとのことなのでゴルム双剣は双属性を期待していましたがこれも裏切られました…)

その巨体に似合わずすごくアグレッシブな攻撃を仕掛けてくるので迫力が凄まじい。顔にも岩を纏った状態から繰り出す大技は火力、見た目共に圧巻の一言。


ちなみに尻尾は鍬のようになっており移動と同時に土を耕すため、歩いた後には草木が芽吹くらしい。自然に優しいですね。



オロミドロ亜種

・ライズから登場したオロミドロの亜種個体。今作では未登場だが同じく火を纏う海竜種アグナコトルと類似点多数。


お世辞にも評判は宜しくないオロミドロ、しかもその亜種個体ときた。予想せずともにが虫を噛みしめなが戦うことになる……と思いました。しかし思った以上には戦いやすかったです(あんま変わらなくない?とか言わない)

肉質軟化時、攻撃ダメージは言わずもなか、属性ダメージが非常に良く通るようになり、すぐ部位破壊できてダウンも取りやすく(そのかわり原種ではダウン取れた前腕破壊ではダウンしなくなっている。なんで?)行動が大ぶりなのと意外な攻撃範囲の少なさもあって不思議とストレスなく闘えたのであった。

ただいやらしさも残っており、特に炎の波攻撃は亜種の行動の中では一番範囲が広く吹っ飛ばされるわ火属性やられになるわでたまったものではありません。

正直非常に評価を付けづらいモンスターです…


大技の一つの動きが完全にアグナコトルです。なぜ出さなかったのかちょっと気になる。



ライゼクス

タマミツネに続きモンスターハンターXシリーズから堂々の復活。グラフィックの向上によりXよりも綺麗に。


復活ッッッ!ライゼクス復活ッッッッッッ!!

PVを見た時大はしゃぎしてしまうほどに彼の復活は嬉しかったです。モンスターハンターXXプレイ時、ライゼクスの狩猟数が300になるくらいには大好きなモンスター。体験版で一足先に戦えると聞いた時にはもうたまりませんでした。


与太話は置いといてサンブレイクでは色々な部分がリニューアルされてて新鮮味も有りつつXシリーズからある攻撃も残っていて懐かしさと真新しさ両方感じれました。

例えば前からある攻撃では翼叩きつけ攻撃は2撃目の隙がかなり減っていたりジグザグ雷ブレスはXにはなかった球状のブレスがジグザグの真ん中を埋めるかの如く追加。フル電荷状態の時に放つ電力放出攻撃は大技枠として設定され、衝撃波が凄まじい範囲に広がったりと目に見えて改良されている。

新しい攻撃なら飛行からの尻尾薙ぎ払いやかの青電主ライゼクスが使ってきたライトニングブレードを使ってきたりと従来の戦い方で挑むと苦戦するでしょう。

また非電荷時の肉質がかなり硬く、Xシリーズ以上にターンファイト性が濃くなったと思います。(双剣は切れ味大切なので非電荷時、かなり辛い)


縄張り争いにはタマミツネとの争いがあり、これも迫力満点。

(ちなみにXシリーズよりライゼクスのライバルとして位置付けられていたリオレウスとの縄張り争いは確認できていない。タマミツネVSジンオウガがあったので今後追加されるのでしょうか?)



エスピナス

モンスターハンターフロンティアからまさかまさかの大復活。樹海の眠り竜


復活ッッッ!エスピナス復活ッッッッッッ!!

PV3でその姿を見せ、モンハン勢を大いに沸かせてくれました。自分も朝っぱらから超咆哮してました…。

所謂外伝作品であるモンハンフロンティアからの登場。よく「フロンティア産モンスターがメインシリーズに登場できることはとんでもなく凄いこと」的な話題は上がりますがこのことを話すと話が大幅に伸びるため詳しくはwikiなどで調べてください。

戦闘面では相変わらず寝てる→起きるけど消極的→怒る→攻撃激化のパターンですが攻撃方法は結構違いが出ていた。フロンティア経験者ほど引っかかりやすいかも…。しかしブレスは変わらず毒・麻痺・火属性やられの混じり合い。突進も多少予備動作はあれどほとんどないのと変わらなく火力もかなり高い(おまけに食らえば毒になるのも変わらない)などと大元の特徴は全く変わっていない。さらに亜種が吐く溜めブレス、希少種が吐くブレスにあった残り毒炎。さらに辿異種の異名「邪毒」が別名に振り当てられてたりと作品、引いてはエスピナスそのものに対するリスペクトが凄まじい。

ただちょっと気になる点もいくつかあり咆哮時の鳴き声が少し高くなっている。人によるのであまり気にしない方がいいかも。

戦闘面以外で特筆すべき点は縄張り争いでしょう。そう、クシャルダオラと争うのです。まるで先祖が古龍と縄張り争いを繰り広げていたという説を証明するかのようである。

武器種デザインも操虫棍チャージアックス以外はフロンティアシリーズからそのまま流用。上記二つは新規デザインと戦闘以外でもリスペクトがなされててファンは大喜びでしょう。


非戦闘時の捕食行動がとても可愛いので一見の価値あり。生態的にもエスピナスらしさが溢れている。



怨嗟響めくマガイマガド

・俺無くしてモンハンライズは語れないとばかりの登場。マガイマガドの特殊個体。


こいつが出る時期はラスボス討伐後から大きく離れてMR100から。そう、今作の裏ボス枠である。その立ち位置に恥じぬ超火力と行動で多くのハンターの屍を築いたことでしょう。特に開幕から大技の大鬼火怨み返しを放ってきたのは衝撃的でしかなかった。そのほかにも腕刃から繰り出す鬼火の波動、尻尾から繰り出す鬼火突き2連撃、どれも即死級の威力でありマトモに食らえば乙は免れないであろう。軸合わせもしっかり行ってくるので要注意。

原種とかなり違った動きをしてくるので新鮮味溢れると同時にいつ即死技が来るかめちゃくちゃヒヤヒヤしながら戦いました。その強さは「俺を差し置いてなにがモンハンライズじゃ!!!」と言わんばかりであった。


メル・ゼナとの縄張り争いは全縄張り争い中トップクラスの大迫力である。



ガイアデルム

・今作のラスボス。そして全ての元凶。恐らくシリーズで一番撃龍槍当てられてるかも。


内容についてなんですがコイツだけは多くは語りません。

語れるとすれば動きの一つ一つが大ぶりで威圧感と共に強大な敵に挑むという気持ちの昂りが溢れまくるモンスターだったということ。

腕を地に打てば地鳴りが響き、ブレスはフィールド半分を埋め尽くすほどの大爆発を起こす。まさしく悪魔と呼ぶに相応しい所業であろう。


私は親しみを込めて「悪魔くん」と読んでいます。エロイムエッサイム、我は求め訴えたり



●クエス

MRクエストは今までと差異はないのでここでは今作から追加されて新たなクエス盟友クエス傀異化クエスに関して語っていく。


盟友クエス

今作に登場する王国騎士たちやカムラの里の人たちと狩りに行けるクエスト。盟友1人ごとに決められたクエをクリアし調査クエストに行けるようにしていく「盟友同行クエスト」盟友を最大2人連れて狩りをする「重要調査クエスト」の2種類がある。

一言に言ってとても楽しい。盟友との掛け合いや盟友同士での掛け合いはどれも面白く(特にウツシ教官とジェイ)ペアごとに違った会話も聞けちゃいます。キャラクターの深掘りや何気ない日常の風景も知ることができるのは世界観好きにはたまんないと思います。

それだけかと言われるとそうでもなく、モンスターも人が多い分ある程度強化されて歯応えもあり、盟友クエストのみでしか入手できないチケットもあるのでやって損はない!

(あと狩場がめっちゃ騒がしくなるけどオプションで盟友の発言頻度を弄れるので心配ご無用)


傀異クエス

傀異化と呼ばれる状態になったモンスターを狩るクエスト。特定の部位を攻撃しダメージを与え、傀異化を解除しながら戦う。

個人的今作の賛否両論ポイント。体力・攻撃力共に大幅な強化が施されており生半可な防具で挑むと例えアオアシラでさえも強敵になり代わります…。

大幅な強化により1クエストごとの時間が多くかかり、さらに傀異化したモンスターからは特別な素材が入手でき、それらは武器の最終強化に必要(しかも結構な数要求される)なので嫌でも周回しなければならない。

モンスターも全てが傀異化するのではなく決められた傀異モンスターがクエストに選ばれてるのでマンネリも結構ひどい。

総じてかなり良くは思われていないのかなというのが感想である。


肉質などの変化は無いし捕獲はできないけど罠は効く。傀異化部位を攻撃しまくるとダウンして疲れるのであの悪名高い極限化よりはマシ……なんでしょうか?



●武器のバランス

ライズではライトボウガンと太刀が猛威を奮っていましたが今作では「○○の武器で全てで解決!」的な所謂「ナンニデモ○○」系な動画やサイトが今のところは無く、ある意味武器バランスが取れているということなんでしょうか?

今後のアップデートもあるのでまだまだわかりません。



●オトモ

(画像は自分のオトモたち)


今作のオトモはスキルの付け替えやサポート行動の変更・伝授、新たな「秘伝サポート行動」の存在でライズ以上にカスタマイズ性が増えたかなと思います。

体験版でもあったランダム性ある「カラクリくじ」

遂に出た雷やられ以外にもモンスターに属性やられを与えられる「属性攻撃スチーム」

指示を出して大ダメージ「時限大花火」

サポート行動を促す「ネコ式強化演奏」

攻撃するたび体力回復「癒しのヨツバ鳥」

の五つが秘伝サポート行動である。秘伝と銘打つだけありとても強力である。

ガルクは鉄蟲糸技に合わせて特殊弾(武器の属性付与)を連射する「鉄蟲猟犬具」が追加されました。

こちらオトモの攻撃の中ではとても火力が高く属性付与なので状態異常も狙っていける強力な猟犬具となっている。

スキル面も新たなスキルの登場、スキルスロット拡張など全体的に強化されていた。

さらにスキルやサポート行動の付け替え・変更には特にデメリットや渡すものは必要なく(強いて言うならスキル付け替えの時、付け替える前のスキルは付け替えたら最後忘れてしまうこと)ほぼデメリット無しなのでどんどん自分に合う組み合わせを選べるのがとても良かった。


●その他設定・やり込み要素など

今作も手記と自室に飾れる置物は続投。

手記はライズ以上に難解な位置に置かれている(中でも城塞高地の手記は探索好きでも唸る場所に…)

置物は今まで通り手記の収集度合いに対してのご褒美と福引による物の二つからなります。

今回はモンスターを型取る鋳像(ライズで言う木彫り)の置物が多い印象。特産品や小物など普通の置物も勿論健在。

今作の置物の一つである「大粒のコーパル」個人的に鉱石系の置物は綺麗で好きです


ギルドカードの勲章はストーリーを進めていくうちに貰えるものや前作にもあった全てのNPCに話しかけて貰える物は勿論、中には「特定のNPCから貰えるアイテムを集める」なんてものも。面白いものも増えているので埋めるのも一興。


オプション設定には新たに壁走り移行の設定や操竜移行の仕方の変更、カメラモードにはUI削除などが追加されました。

操竜の設定はダメージの与え方にも大きく影響するので結構大事な設定でした。双剣はそこまでだけど……。

壁走り移行は戦闘してるかしてないかで壁走りするかしないかが合ったのはめちゃくちゃ高評価です。


完全な余談ですがあのカブトムシがいました。(自分は偶然見つけました…)

グラフィックの向上でツヤが出てたりと妙にリアル…




●おわりに

ここまでサンブレイクについて長々と語ってきましたがいかがだったでしょうか?自分が思ったことは大体書き連ねられたかなと思います。

一応現状自分は全てのクエストを埋めているがまだまだアップデートがある。来月にはナルガクルガ希少種・紅蓮滾るバゼルギウスの他多数のモンスターが追加され、さらにそれ以降も亜種・希少種モンスターが追加。新たな要素「傀異錬成」も生まれる。今後も装飾品の追加やアプデの調整によって武器種の強さも変わってくるはずなので今まで述べたことが確定であることは断じてない。

何はともあれ、これからも我々ハンターの狩りは続くことでしょう。



最後になりますが、モンスターハンター:サンブレイクは始まったばかり。

これからのハンターに幸多き狩猟が在らんことを